ブログで稼ぐことがある程度軌道に乗ってきたら、外注化をして自動化することで、より楽に稼ぐことができます。

でも、外注さんが思うように書いてくれなくて、あまり上手くいかないんだよね〜
外注さんがちゃんと記事を書いてくれないのは、小春さんの指示の出し方に問題があるかもしれません!
実際に私も、自分である程度ブログで稼げるようになってから外注化をしようとしましたが、全然上手くいきませんでした。
もう!なんで言った通りにしてくれないの!?
って、いつも思ってましたから(笑)
でも、ある時
自分の指示の出し方が悪かったんだ!
ってことに気づいたんです。
外注さんに自分が思うような記事を書いてもらいたいときには、徹底的にマニュアルを作り込むことが大切です。
今回は、私が実際に作った『外注化マニュアル』の作成方法や、外注さんへの指示の出し方のポイントなどを解説していきます!
これからブログを外注化したい方や、外注化がなかなか上手くいかない方はぜひ参考にしてみてくださいね!
- 外注さんへの指示出しの仕方が重要な理由
- 外注マニュアルに記載する内容
- 外注マニュアルの作成方法
- 外注さんへの指示出しのポイント
外注さんに『察して』は通じない
まず、ブログを外注化する前に、もしくは外注化して全然上手くいかない人に最初に理解しておいてもらいたいのが、
ということです。
特に、企業で働いた経験がある人や、ある程度社会経験がある人にありがちなのが、

社会人ならこれくらい理解できるよね?

普通これくらい言わなくてもわかるでしょ
っていう、勝手な思い込みをしてしまうことです。
はっきり言って、外注さんにこの『察して』は一切通じないと思った方がいいです。
明確な指示ができない→思ったような記事が上がってこないのは当たり前
あなたが外注さんに明確な指示出しができていない場合、思ったような記事が上がってこないのは当然です。
例えば、アルバイトや入社初日に、会社やバイト先の先輩から何も教えてもらえなかったら?
あなたは多分仕事ができませんよね。
って状態になると思います。
実際に私も、社会人になって働いた会社で、仕事をきちんと教えてもらえなかった経験があります。
同じ部署の女の先輩に何か聞くと、

そんなこと自分で考えて!?いちいち聞かないでよ!
とヒステリックに怒られました。
そう言われたので自分なりにやってみると

なんで聞かないの!?勝手なことしないで!
と、また怒られます。
結局この職場はすぐにやめましたが、何もわからない新入社員にこんなことを言っても、仕事なんてできるようにならないですよね(笑)
これと全く一緒で、外注さんに対しても、最初は懇切丁寧に教える必要があります。
ただ、1人1人の外注さんに懇切丁寧に教えていると時間が足りなくなるので、徹底的にマニュアルを作り込むことが大切になります。
マニュアルを作っておけば、新しい外注さんに依頼するときにもマニュアルを見てもらうだけで良いので非常に楽になります!
言われたことしかしないのが当たり前
また、外注さんは、基本的に「言われたことしかしない」って思った方がいいです。
ごく稀に、「こうした方がいいですか?」とか、意欲的に聞いてくれる外注さんもいますが、
って思った方がいいです。
たまに、外注さんにかなり多くを求めている人がいますが、それに見合った報酬を払っていますか?って話です。
1記事1万円とかで依頼しているなら100歩譲ってわかりますが、1記事500円とか1000円くらいの低単価で依頼するなら、自分の指示通りに動いてくれるだけまだマシって思った方がいいです。
外注マニュアルに記載する内容
では、ここからは外注さんに渡すマニュアルに記載する内容について具体的に解説していきます。
記事のジャンルやどこまでを担当してもらうかにもよりますが、私は以下のマニュアルをそれぞれ作成しています↓
- 記事作成マニュアル
- ワードプレス入稿マニュアル
- 記事装飾マニュアル
- アイキャッチ画像作成マニュアル
記事作成だけして欲しい方は、記事作成マニュアルだけでもOKです。
私の場合は自分がワードプレスの画面でチェックして投稿するだけにしたいので、アイキャッチ画像の作成や記事の装飾なども全てしてもらっています。
記事作成マニュアル
記事作成マニュアルは、記事の基本的な構成や注意点などについて解説しているマニュアルです。
主に以下のような内容を記載しています。
- 禁止事項(コピペ 禁止など)
- 基本的な表記の仕方(改行の仕方や語調など)
- キーワードの使い方
- ペルソナについて
- 記事の基本構成(見出しの使い方など)
- ディスクリプションの書き方
- 画像の使い方
- 最後の確認項目
禁止事項
禁止事項には、自分のブログ記事に書いて欲しくないことや、基本的にやってはいけないこと(他の記事のコピペをするなど)を記載しています。
私が記載している内容としては、『他人を誹謗中傷する内容を書かない』『著作権侵害について』などを記載しています。
この辺はブログジャンルなどによっても追記する項目が変わると思うので、各自で記載していただければいいかなと思います。
基本的な表記の仕方
基本的な表記の仕方には、
- 『。』がつくところで改行する(文章の途中で改行はしない)
- 『〜です』『〜ます』調で記載する
- 難しい感じはひらがなに表記する
など、基本的な表記の方法について記載しています。
こちらもブログによって書き方が異なると思うので、自分の書き方に統一できるように記載しておくといいと思います。
特にライター経験がある程度あるライターさんの場合、独自の書き方で記事を書いているケースが多いので、表記方法は明確にしておくことをおすすめします。
キーワードの使い方
私は、外注さんに渡しているタイトルや見出しの『キーワード』についての解説をしています。
記事作成にあたってSEOの基礎的な部分は理解してもらっていた方がいいので、キーワードについては説明しておくことがおすすめです。
- キーワードは必ず見出しに入れる
- キーワードは本文中でどれくらい使うべきか
- キーワードを勝手に変更しない
などなど、ブログで稼いでいれば当然のことですが、外注さんにはわからないことなので、丁寧に解説してください。
特に、キーワードは勝手に変更されるケースがかなり多いので、キーワード(単語)は変えないように注意書きすることをおすすめします。
ペルソナについて
また、SEOの基本となる『ペルソナについて』も、記載しておくことをおすすめします。
- 誰がどんな意図でこのキーワードで検索してくるのか?
- 読者はどんなことを知りたいのか?
など、こちらもブロガーにとっては当たり前のことですが、ライターさんには理解できていない部分でもあるので、この点はしっかり伝えるようにしましょう。
ペルソナについては、ブログを書いていてもきちんと理解できていない人も多いので、自分自身も理解しておくようにしてくださいね!
記事の基本構成
記事の基本構成は、
- 見出し2の後に見出し3を使う
- 冒頭文→本文→まとめの順で書く
- タイトルのキーワードの順番に沿って書く
など、こちらも基本の部分です。

ライターをやってるならこれくらいわかるだろう
とは思わずに、基本の『き』の部分からマニュアルに記載しておくことで、認識のズレをなくすことができます。
記事の基本構成については、こちらの記事を参考にしてみてくださいね↓
ディスクリプションの書き方
ディスクリプションについては、設定していないブログや、自分で設定される方は入れなくてOKです。
私の場合はディスクリプションまで書いてもらっているので、ディスクリプションの書き方についてもマニュアルに入れています。
ディスクリプションの書き方についてはこちらの記事を参考にしてみてください↓
画像の使い方
記事本文に入れる画像の使い方についてもマニュアルに記載しています。
こちらも、画像選定は自分でするという方は書かなくてもOKです。
私の場合は、Twitterやインスタグラムの埋め込み機能の使い方や、画像の探し方などを記載しています。
ブログジャンルによって使用する画像は変わると思いますが、フリー画像サイトの使い方や画像のアップロード方法などをマニュアルに記載しても良いと思います。
最後の確認項目
マニュアルの最後に、記事作成の際に
っていう確認項目を記載しています。
ブログ記事を書いた後に必ず確認してもらうようにすれば、上がってきた記事の修正をお願いする確率がグンと減ります。
外注さんの立場からしても、せっかく上げた記事が何度も修正で返ってくるとゲンナリするので、そうならないためにも確認項目(チェック項目)を独自で作成して外注さんに毎回チェックしてもらうことをおすすめします。
ワードプレス入稿マニュアル
ワードプレス入稿マニュアルでは、ワードプレスの投稿画面の基本的な使い方について解説しています。
- ログインの方法
- 投稿画面の開き方
- タイトルはどこに書けば良いのか?
- ディスクリプションはどこに書けば良いのか?
- 下書き保存方法
など、基本的なことを書いています。
ライターさんの中には、ワードプレスを使ったことがない方も多いので、

ワードプレスの使い方くらい知ってるだろう
とは思わずに、丁寧に説明しましょう。
使い方がわからないと、いちいち連絡が来て聞かれる→説明しないといけなくなるので、結果的に時短になります。
その他、自分がワードプレスで外注さんにやって欲しいことがある場合は、それもマニュアルにしておくと良いですよ!
記事装飾マニュアル
記事装飾マニュアルでは、
- マーカーの使い方
- 文字色の変更方法
- 表の使い方
- 装飾を使うタイミング
などを記載しています。
私の場合は外注ライターさんに記事作成から装飾までやってもらっているので、装飾もお任せできるように事細かく記載しています。
記事の中にはできるだけ表を入れてもらった方がわかりやすいので、外注さんに書いてもらう記事にもできるだけ表を入れてもらうようにしています。
ワードプレスで表を作成するのは超簡単なので、マニュアルに作り方さえ記載しておけばだいたいの外注さんはすぐにできるようになります。
アイキャッチ画像作成マニュアル
アイキャッチ画像作成マニュアルでは、名前の通りアイキャッチ画像を作成する方法について解説しています。
めちゃくちゃおしゃれなアイキャッチを作ってもらおうとすると、外注さんも時間単価と見合わなくてやめてしまうので、できるだけ簡単にできるようなデザインをおすすめします。
私はCanvaという画像編集ツールを使用していますが、クラウド型で誰でも無料で使えるツールで、なおかつ簡単に作れるデザインにしましょう。
Canvaでおしゃれなアイキャッチ画像を作成する方法は、こちらの記事でも解説しています↓
外注マニュアルの作成方法
外注マニュアルは、
- ワードプレスの固定ページ(パスワードつきにする)
- 動画
- Googleスライド
の3種類を利用して作成しています。
ワードプレスの固定ページ(パスワードつきにする)
マニュアルの内容は、基本的にワードプレスの固定ページに記載しています。
PDFにされる方もいますが、PDFの場合は変更が会った際にまた作り直して配り直す必要がありますし、もしその外注さんがすぐにやめてしまった場合、マニュアルを持っている状態でやめてしまうことになります。
ワードプレスの固定ページなら、非公開にしたりパスワードを変えたりすれば、外注さんがやめた後にアクセスすることができません。
また、複数の外注ライターさんがいる場合にも、マニュアルを共有できるのがメリットです。
固定ページをパスワードつきにする方法
固定ページをパスワードつきにするには、まず固定ページの投稿画面を開き、右側の公開設定を開きます。
『パスワード保護』という項目にチェックを入れて、自分が決めたパスワードを入力します。
その状態で『公開』をクリックすれば、パスワードつきの固定ページになります。

パスワードで保護した固定ページを開くと、このように表示されます↓

動画で解説する
外注マニュアルは、動画で解説するとよりわかりやすいです。
特に、装飾のやり方やアイキャッチ画像の作成方法は、画面のスクショで説明するよりも、動画の方が伝わりやすいです。
ただ、女性の場合は男性のライターさんになめられやすくなるというデメリットがあります。
もちろん全ての男性が・・・というわけではないですが、私の場合は動画マニュアルを出していたとき、男性ライターさんの8割くらいは途中で仕事を放棄したり、修正に応じてくれなかったりしたことがありました。
動画マニュアルを添付しないようにしたらそのような事態がおさまったので、女性の場合は臨機応変にやっていただけると良いかなと思います^^;
パソコン画面のキャプチャ動画を撮影するには、OBSという動画撮影ツールを使用すると簡単に撮影できます。
撮影した動画は、YouTubeの『限定公開』で公開すれば、一般の方に見られることはありません。
限定公開した動画を、ワードプレスの固定ページに貼り付ければOK
動画だけ、テキストだけ、というわけではなく、動画とテキスト両方作成するのが望ましいですね。
Googleスライドにマニュアルをまとめる

Googleスライドって何?
Googleが提供しているクラウドで使えるパワーポイントみたいなものです!
Googleスライドには、作成したマニュアルのURLとパスワードをセットで記入しておきます。
外注さんに直接渡すのは、このGoogleスライドだけ。

スライドにマニュアルを集約させておけば、外注さんがいつでもマニュアルにアクセスできますし、新しい外注さんが入ったときにも同じスライドを共有すればOKなので、手間が少なくなります。
Googleスライドを共有する方法
自分が作成したGoogleスライドは、複数の人と共有することが可能です。
共有したいスライド(ドキュメントやスプレッドシートでも可能)を開いて、右上の『共有』をクリックします。

共有設定を『リンクを知っている全員』に変更して、スライドのURLをコピーします。

コピーしたURLを外注さんに教えればOKです。
外注さんへの指示の出し方のポイント

マニュアルは書いたけど、外注さんが書いてある通りにしてくれなかったらどうしたら良いの?
基本的に、最初から全部マニュアル通りにできる外注さんはいません。
サラッとしかマニュアルを見ていない人や、見ていたけどうっかり忘れてしまっていることもよくあります。
10記事、20記事と書いていって、ようやく何も指示出しをしなくてもできるようになるというケースがほとんどです。
最初は修正してもらわない
基本的に私は、1回目のミスなら自分で修正してしまいます。

え!?せっかくお金払ってるのに、自分で修正したら意味ないじゃん
確かに、その時のことだけを考えれば、外注さんにミスを指摘して修正してもらう方が自分の時間は奪われません。
でも長い目で見たときに、こうした方が継続してくれる確率が高くなります。
新しい外注さんを雇うより、1人の外注さんに長く継続してもらう方がトータルコストで見ると安くなるので、メリットが大きいです。

でも、修正箇所を伝えなかったら、ずっと同じ間違いをし続けるんじゃないの?
修正して欲しい箇所は伝えますが、「今回はこちらで修正しておきます」と伝えています。
外注さんがマニュアル通りにしていない箇所、つまり、修正が必要な箇所は具体的に伝えます。
- どこがどう間違っているのか
- どのように修正して欲しいか
ということは伝えますが、1回目のミスなら「今回はこちらで修正しておくので、次回以降よろしくお願いします」と伝えるようにしています。
私もライターとして活動していたことがあるのでわかるのですが、最初にマニュアル通りに全て完璧にするのって、めちゃくちゃ大変なんですよ。
特に、別のメディアでライターをしていた経験があると、記事の書き方が全然違うってことがよくあります。
初めて覚えることばかりで、ただでさえストレスを抱えている状態の外注ライターさんに対して、

ここも修正してください!

ここも間違ってますよ?
みたいに追い討ちをかけると、だいたいすぐにやめてしまいます。
なので、最初のうちは完璧にできていなくても、修正はこちらでやるようにします。
今までこのやり方で2回も3回も同じ間違いを繰り返す外注さんはいなかったので、自分で修正させるよりも効果的です。
なぜそうする必要があるのか『理由』を明確にする
また、同じ間違いを何回も繰り返したり、イマイチこちらの言っていることが伝わっていない場合は、
ぜそうする必要があるのか?
理由を明確に伝えましょう。
例えば学生時代を思い出してみてください。
意味不明な校則に対し、「なんでこれを守らなきゃいけないの?」って思ったことはないですか?
私はガンガンそういうことを聞く生意気な生徒だったので、よく先生に聞いてましたが、全く筋の通った答えが返ってきませんでした。
校則を守らせる側が「なぜ守らなきゃいけないのか」その理由を明確に答えられなければ、生徒は校則なんて守わけがありません。
これと同じで、マニュアルというルールを作るのであれば、自分がそのルールについて理解して、ルールがある『理由』を明確に伝える必要があります。
ブログのマニュアルで言えば、SEO対策が基本的な『ルール』になると思うので、
というように、具体的に理由を説明しましょう。
良いところはどんどん褒める
あとは、良いところはどんどん褒めることですね。
褒められて嫌な気分になる人はほとんどいません。
毎回毎回修正の連絡だけだと、外注さんからすると嫌な気持ちになると思います。
なので、
みたいな感じで、良いところはどんどん褒めましょう。
褒める時は、記事のどの部分がどのように良かったのか、具体的に褒めると次の記事でもっとクオリティが高くなります。
私が今お願いしている外注さんも、最初より格段に記事の内容も良くなっていて、クオリティが上がっています!

褒められると誰だって嬉しいもんね!
偉そうにしない
たま〜にあるのが、外注ライターさんに対して偉そうな態度をとる発注者ですね。
ブロガーの方がライターより偉いということは、一切ありません。
お互いが対等な関係です。
普通に会社で働いていても、雇っている会社の方が偉いってことはないですからね。
私もライターをしているときに、やたらと偉そうな発注者がいたことを覚えています。
特に、企業系で多かったのですが、明らかにライターを見下しているような対応を取ってくるので、すぐにやめました。
ブログで大きな金額を稼げるようになってくると、中には天狗になって尊大な態度を取る人もいます。
ライターさんにとっては不快極まりないので、
ということはいつも肝に銘じておきましょう。
仕事を与えてるから自分の方が「偉い」「すごい」なんて思わないようにしましょう。
まとめ:指示の出し方1つでクオリティが変わる!
今回の記事では、外注ライターさんへお渡しする外注マニュアルの作り方や、指示の出し方のポイントについて解説しました。
私はこのような方式でやるようになってから、外注さんとトラブルになったことはありませんし、毎回ハイクオリティな記事を納品してもらえています。
最初にマニュアルを作成するのは確かに手間がかかりますが、一度作成してしまえば後は何度でも使いまわせるので、数時間、数日間かかってもマニュアルは徹底的に作成することをおすすめします。
ぜひ今回の記事を参考にして、外注さんに記事作成を依頼してみてくださいね!
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