ブログでどれくらいの文字数を書いていますか?
ブログの文字数によって、あなたのページの検索順位が変わる可能性もあります。
今回の記事では、SEOに効果的なブログの適切な文字数や、文字数を増やすコツについて解説していきます!
- ブログの文字数はSEOに影響するのか?
- ブログの適切な文字数はどれくらい?
- ブログの文字数を増やすコツ
- ブログの文字数を増やす際にやってはいけないNG例
ブログの文字数の長さはSEOに影響する?
ぶっちゃけ、ブログの文字数ってSEOに影響するの?
昔は文字数SEOと言って、文字数が多ければ多いほど上位表示されていた時代もあります。
しかし、現在はそこまで文字数とSEOに相関性はありません。
結論から言うと、2020年現在のSEOの観点から見ると、
という状況になっています。
文字数が多いからといって、SEOで上位表示できるとは限りません。
2017年頃まで:文字数SEOが有効だった
さかのぼること3年前。2017年頃までは『文字数SEO』という、とにかく文字数をたくさん書くブログが上位表示されている時代がありました。
私がブログを始めたのは2018年のことなので、文字数SEOの時代には被っていませんが、2017年ころはライターとしてブログに携わる仕事をしていました。
確かに、当時はとにかく文字数命というような感じで、文字数を増やせば単価アップしてくれるケースがほとんどでした。
それだけ文字数がSEOの検索順位に影響していたということでしょう。
2020年現在:文字数が多くても上位表示できない
2020年現在はと言うと、文字数SEOはすでに有効な手段ではなくなっています。
ただ単に文字数が多くてもSEOで上位表示することはでいなくなっているため、
ということは覚えておきましょう!
ブログの適切な文字数
とは言え、ブログには適切な文字数というものがあります
文字数SEOが有効ではないと言いつつ、最低でもこれくらいは書きましょうという指標はあります。
実際に上位表示されているページを調べてみると、おおよそ以下のような文字数の傾向がありました↓
キーワードの種類 | 上位表示される条件 |
---|---|
ビックキーワード | 文字数よりも権威性や専門性を重視 |
ミドルキーワード | 8,000文字〜10,000文字以上 |
スモールキーワード | 3,000文字〜5,000文字以上 |
ビックキーワード:文字数よりも権威性や専門性重視
2020年現在のSEOでは、ビックキーワードは文字数よりも権威性や専門性が重視されています。
ビックキーワードで上位表示されているページの中には、文字数が3000文字くらいしかないページもありました。
文字数やコンテンツの充実度というよりは、「誰が」そのブログやサイトのページを作成しているか?というところに重きが置かれています。
ビックキーワードは個人で狙える土俵ではなくなってきているので、2020年現在ではここを狙って稼ぐのは非常に難しいです
ミドルキーワード:8,000文字〜10,000文字以上
ミドルキーワードで上位表示されているページは、
くらいのボリュームのページが圧倒的に多いです。
もちろん文字数だけではなく、表などを使ってわかりやすく解説されているページが多いですね。
上位表示されているページが8,000文字〜10,000文字以上は書いているということは、それと同程度、もしくはそれ以上の文字数で記事を書く必要があります。
スモールキーワード:3,000文字〜5,000文字以上
スモールキーワードで上位表示されているページは、
くらいのボリュームのページが多いです。
もちろん、スモールキーワードの中でも検索需要が高いキーワードの場合は、上位表示するために必要な文字数がもっと多くなる傾向があります。
個人ブログで稼ぐなら3,000文字〜5,000文字くらいが目安
個人ブログで稼ぐ場合は、スモールキーワードで狙っていくケースが圧倒的に多くなります。
というよりは、個人ブログはスモールキーワードでしか上位表示を狙うことができなくなってきています。
スモールキーワードで狙っていく場合には、最低でも3000文字以上の文字数は必要になるでしょう。
ブログの文字数を増やすコツ
3000文字以上書かなくちゃいけないのはわかったけど、そんなに文字数をたくさん書けないよ・・・
難しく考えなくても、コツを掴めば簡単に文字数を増やすことができます!
文字数を増やすコツは、主に以下の2つです↓
- 関連キーワードで見出しを増やす
- 他に読者が知りたい情報はないか確認する
関連キーワードで見出しを増やす
文字数を増やすために1番有効な方法は、『関連キーワード』を使う方法です。
例えば、
一人暮らし 必要なもの
というキーワードで記事を書くとします。
関連キーワード取得ツールやGoogleサジェストキーワードから、関連キーワードを見つけて見出しを増やしていきます。

関連キーワードを検索すると、
『一人暮らし 必要なもの 日用品』
『一人暮らし 必要なもの 費用』
『一人暮らし 必要なもの 家電』
『一人暮らし 必要なもの チェックリスト』
などのキーワードが出てきます。
この見出しに沿って書いていけば、3,000文字なんて余裕で超えますよね?
また、関連キーワードから見出しを増やしていく方法は、
- コンテンツが充実する
- 記事の内容から逸れずに文字数を増やせる
- 読者のニーズに応えられる
というメリットがあります。
ただ単に文字数を増やそうとすると、
だんだん記事の内容と関係のない内容ばかり書いてしまっている・・・
なんてことも。
関連キーワードを見出しにして記事を書いていけば、基本的には元々の記事の内容に沿ったコンテンツを増やせるので、結果的に検索ユーザーのニーズに応えた内容の濃いコンテンツにすることができます。
他に読者が知りたい情報はないか確認する
関連キーワードから見出しを増やして文字数を増やすという方法を紹介しましたが、関連キーワードがないという場合もありますよね。
そんな時は、Yahoo!知恵袋などの質問サイトから関連するキーワードがないか探すのもおすすめです。
例えば、
富士山 登山 初心者
というキーワードで記事を執筆する場合、Yahoo!知恵袋の検索窓から『富士山 登山 初心者』と検索します。
パソコンから検索すると、右側に検索結果の表示順を変える機能があるので、『閲覧数が多い回答』を選択するのがおすすめ。閲覧数が多いということは、同じ内容で悩んでいる人や検索している人が多いということです。

実際にどんな質問があるのか見てみると、こんな風にさまざまな質問があります↓

例えば、これらの質問から記事の内容を増やすためには、以下のように広げていくことが可能です↓
- 初心者が日帰りで登頂できるか?
-
初心者の時に日帰りで登頂した人の声を聞いて記事にする(ツイッターなどで経験談を見つけてきてもOK)
- 富士山と同じくらいの難易度の山はあるのか?
-
それぞれの都道府県別に同じような難易度の山があるのかまとめる
- 何歳くらいから登頂できるか?
-
年齢別の富士山登頂難易度表を作る
- 9月上旬〜中旬に単独で登頂できるか?
-
季節別の難易度や注意点をまとめる
『初心者に日帰り登山は無理か?』という質問は、すでに5万回以上閲覧されていますから、かなりの人が同じ内容で悩んでいる・疑問を抱いているということになりますよね。
Yahoo!知恵袋などの質問サービスは、関連キーワードには出ていないけれど需要がある疑問(キーワード)を見つけることができます。
『関連キーワードには出てこない需要があるキーワード』を発見して記事内容にプラスで盛り込めば、検索ユーザーのニーズに応えたボリュームのある記事にすることができます。
さらに、関連キーワードには出てこないので、同じ内容の記事を書いているライバルが少ないというメリットもあります。
ブログの文字数を増やす手段のNG例
ブログの文字数を増やす方法について解説しましたが、文字数を増やすためだからと言って検索ユーザーのことを考えないような記事の書き方はNG!
ブログで文字数を増やす手段のNG例を紹介していきます。
記事に関係のない情報を増やす
ブログの文字数を増やしたいからと言って、記事に関係のない情報をたくさん増やすのはやめましょう。
記事内容の一貫性がなくなってしまうので、SEO的にもよくありません。
例えば、
子供 室内遊び 家
というキーワードで記事を書く場合だったら、『家の中で子供が楽しく遊べるおもちゃや遊び方』を紹介しますよね。
でも、文字数を増やしたいからといって、そこに『室内遊びができるアミューズメントパーク』の情報をまとめたら、記事の本質からズレてしまいます。
もしかしたら室内遊びができるアミューズメントパークの情報が知りたい人もいるかもしれませんが、この場合は『関連記事』として内部リンクを貼るべきです。
情報量が多すぎる、関連性のない情報が増えるのは、検索ユーザーにとっては見づらい、理解しづらい記事になってしまうので、本当にその情報は検索ユーザーがセットで知りたい情報なのか?よく考えてから情報(文字数)を増やすようにしましょう。
不自然にキーワードを増やす
また、文字数を増やすために不自然にキーワードを増やすのもやめましょう。
ちょっと前のSEOでは、『とにかくキーワードを記事内にたくさん入れましょう』という手法が主流でしたが、2020年現在ではただ単にキーワードをたくさん入れてもSEOには効果がありません。
むしろ、キーワードを入れすぎて不自然な文章になっている場合は、検索ユーザーが離脱する原因になるのでSEOに悪影響を与えてしまいます。
くどい言い回しを使う
記事の文字数を増やすために、くどい言い回しを使うのもやめましょう。
例えば、
子供 怒らない 育児
というキーワードで検索したときに、こんな記事が出てきたら相当うざくないですか?↓
子供を怒らないという育児が注目されています。子供を怒らない育児ってどうするの?と思いますよね。今回は子供を怒らない育児についてや、子供を怒らない育児はどんな場面で取り入れるべきなのか?子供を怒らない育児について詳しく解説していきます。
見出し:子供を怒らない育児とは?
子供を怒らない育児とはどんなものなのでしょうか?子供を怒らない育児とは、子供をなるべく怒らないで育てる育児のことです。子供をなるべく叱らずに褒めて育てるという方針が子供を怒らない育児と呼ばれています。・・・・・・
言い回しがくどすぎますよね
検索ユーザーは、基本的に『早く答えを知りたい』と思っています。
先ほどの記事例を修正すると、こんな感じに短縮できてしまいます↓
近年では、『子供を怒らない育児』が注目されています。この記事では、子供を怒らない育児がどんなものなのか?また、どのような場面で怒らない育児を取り入れるのが正解なのかなどを解説していきます。
見出し:子供を怒らない育児とは?
子供を怒らない育児とは、子供をなるべく叱らずに褒めて育てようという育児方針のことです。・・・・
圧倒的に後者の例文の方が内容が入ってきやすいですよね。
何度も何度も同じ意味の言い回しを使用されると、結局何を伝えたいのかわからない記事になってしまいます。
記事の文章自体はなるべく簡潔に、わかりやすいものにすることを意識して書いた方がいいですね。
SNSの埋め込みを多用する
記事の文字数を増やすために『ツイッターの埋め込みをたくさん使用しましょう!』というようなことを言う方もいますが、あまりおすすめしません。
おすすめしない理由としては、
- SEO的には文字数としてカウントされないから
- 読者が求めていないから
- 記事が重くなるから
という3点の理由が挙げられます。
SEO的には文字数としてカウントされない
ツイッターやインスタグラムなどの埋め込みは、基本的に文字数としてカウントされません。
ツイッターやインスタグラムを埋め込むと、HTMLタグの中に<blockquote>の引用タグが含まれます。
この引用タグが含まれているということは、『この文章(コンテンツ)はオリジナルコンテンツではありません』ということをGoogleの検索エンジンに知らせる指標になります。
そのため、ツイッターなどのSNSを埋め込んでも文字数が増えることにはならないので、無闇にSNSの埋め込みを使うのはやめましょう。
読者が求めていない
また、SNSの埋め込みは必ずしも読者が求めているものとは限りません。
どうしても記事にそのSNSの埋め込みが必要な場合を除いて、ツイートなどが大量に埋め込んであるだけの記事は読者のニーズに応えた記事とは言い難いです。
例えば、ドラマやアニメの感想をGoogleで検索したのに、記事にはツイッターで呟かれた感想ばかりが埋め込まれていたら・・・がっかりしませんか?
感想ツイートは、ツイッターで検索すれば出てくる情報です。
Google検索エンジンで「感想」を検索しているということは、誰かの言葉で書かれたリアルな感想を求めているということ。
他の人が書いた感想のツイートをまとめるだけだったら、誰にでもできますよね。
そのSNSの埋め込みは、本当に読者にとって必要な情報なのか?よく考えてから埋め込みを利用するようにしましょう。
記事が重くなる
SNSを埋め込むことをおすすめしない1番の理由は、記事の読み込み速度が遅くなることです。
Googleでは2018年に『スピードアップデート』を行いました。
スピードアップデートとは、記事の読み込み速度が速いブログをSEOで高評価するアップデートです。
記事に無意味なSNSの埋め込みを行えば、それだけ記事の読み込み速度は遅くなってしまいます。
記事の読み込みが遅くなれば遅くなるほどSEOでの評価も下げられてしまうので、SNSを無闇に埋め込むのはやめましょう。
まとめ
今回の記事では、ブログ記事の最適な文字数や、文字数を増やすコツについて解説しました!
検索順位を上げるために文字数を増やすことは大切ですが、関係のないコンテンツで文字数を増やしたり、くどい言い回しで文字数を増やしたりするのは検索ユーザーのニーズに応えた記事とは言えないので、無闇に文字数を増やすのはやめましょう。
関連キーワードや、読者が合わせて知りたいと思えるような情報をプラスして文字数を増やすようにしてくださいね!
コメント