
アフィリエイトで稼いでる人は多いけど、要するにステマってことでしょ?
結論から言うと、
アフィリエイトとステマは全くの別物です。
アフィリエイトやステマと聞くと、
- なんか怪しい・・・
- 胡散臭そう・・・
みたいに考える人がめちゃくちゃ多いですが、アフィリエイトは健全なビジネスモデルの1つです。
今回は、
- アフィリエイトとステマの違いって何?
- アフィリエイトってなんか怪しいし胡散臭い・・・
みたいな方に向けて、アフィリエイトとステマの違いや、アフィリエイトが怪しい・胡散臭い商売ではない理由について解説していきます。
アフィリエイトとステマの違い
まず、アフィリエイトとステマの違いについてですが、超ざっくり説明すると、
の違いになります。
ステマ:広告であることを隠すこと
例えば、モデルのAさんが、

このバストアップサプリを飲んだらAカップからCカップになりました!みんなにもおすすめ!
みたいなことを、インスタグラムなどのSNSに書いていたとします。
モデルのAさんのファンの方や、バストが小さいことで悩んでいる人は、

Aさんがそう言うなら、そのサプリメントが欲しい!
って思いますよね。
で、ファンの子たちがサプリメントを購入したとします。
しかし、実はAさんは自分が使って純粋に良かった商品ではなく、バストアップサプリメントを作った会社から宣伝費用をもらっていました。
つまり、Aさんは

自分が使って本当に効果があった!おすすめ!
と、あくまでも消費者目線で宣伝をしていたわけですが、実際には企業からお金をもらってPRをしていたということになります。
しかし、Aさんは一切PRであるということは明記・明言せず、バストアップサプリをおすすめしています。
このような場合は、ステマ(ステルス・マーケティング)になります。
まあ、インスタグラムとかでよく見る光景ですよね。
このように、自分を一消費者と偽って商品やサービスを宣伝することを、『ステルス・マーケティング』、つまり『ステマ』と言います。
アフィリエイト:広告であることが明確
アフィリエイトの場合は、基本的に『広告であることが明確』です。
商品を紹介するページに『PR』の記載があったり、アフィリエイトをしているブログの『プライバシーポリシー』には、必ず『アフィリエイトを行っています』と記載されているはずです。
というか、記載しないとアフィリエイトができないことになっているんですね。
なので、どのアフィリエイターも、基本的にその記事やブログが広告であることを明記しています。
SNSの商品宣伝すべてがステマではない
インスタグラマーやユーチューバーなどが商品やサービスを紹介すると、すぐに

ステマだ!
っていう人がいますが、
『商品を宣伝すること=ステマ』ではありません。
- 動画の中、もしくは概要欄に『PR』や『提供』と含まれている
- 写真の投稿画面に『PR]』や『提供』と含まれている
- ユーチューバーやインスタグラマー自身が『プロモーションや提供』と発言している
という場合は、健全な『商品の宣伝』です。
また、Amazonや楽天のアフィリエイトリンクを掲載する際にも、
等と明記されている場合、ステマではありません。
- 商品宣伝であることを故意に隠す
- 企業などと金銭の授受があることを隠す
などした場合に限り、ステマということになります。
商品宣伝とアフィリエイトは報酬形態が違う
また、商品を宣伝しただけで
アフィカス
などという汚い言葉で罵ってくる人がいますが、ユーチューバーなどが行っている商品宣伝とアフィリエイトでは、報酬形態がそもそも違います。
商品宣伝:紹介によってお金がもらえる
商品宣伝の場合は、
- フォロワー数
- チャンネル登録者数
- 再生回数
などを基準に報酬が定められ、支払われることがほとんどです。
つまり、商品が売れるか売れないか、ということはあまり関係ないケースが多く、事前に報酬が発生する場合が多いです。
アフィリエイト:商品が売れたらお金がもらえる(成果報酬)
アフィリエイトの場合は、商品を紹介したからと言ってお金がもらえるわけではありません。
あくまでも、商品が売れたり、サービスに登録してもらったら、その成果報酬としてお金をもらうことができます。
そのため、みなさんが商品を『買う』か『買わない』か、自ら選択できる状況にあるんですよね。
商品の紹介記事を読んだだけでは、別に運営側にお金は1円も入らないので^^;
アフィリエイトが胡散臭い・怪しいと言われる理由
アフィリエイトとステマは、根本的に違うということはわかっていただけたと思いますが、アフィリエイト自体もあまり良いイメージを持たれないビジネスの1つです。
アフィリエイトが胡散臭い・怪しいと言われる理由には、以下のような理由が考えられます。
- 商品そのものが怪しい
- 景品表示法・薬機法違反などが散見された
- 情報商材を売りつけるアフィリエイトが流行した
- お金儲け=卑しいという文化
商品そのものが怪しい
まず第一に、商品そのものが怪しい・・・ってケース。
今は法律の規制も厳しくなり減ってきたとは言え、いまだに
- 痩せる(と見せかけた)サプリメント
- バストアップする(と見せかけた)サプリメント
- 妊娠する(と言わんばかりの)サプリメント
などなど・・・
どの商品が、とは言いませんが、正直言って
サプリメントを飲むだけで痩せませんし、バストアップもしません。
サプリメントを飲んだだけで、妊娠確率が上がるわけでもありません。
これは、医者などの専門家がはっきりと証言しています。
にもかかわらず、人の悩みにつけこんで、粗悪な商品を売ろうとしている会社がたくさんあるんですよね。
そのような粗悪な商品を、ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)を通じて広告出稿し、アフィリエイターたちが広めたため、アフィリエイトが胡散臭い・怪しい・詐欺などと言われるようになった背景があります。
解約できない・返金されないなどのトラブルも多々
また、そのような粗悪な商品を販売している会社の手法としてよくあるのが、
と宣伝しておきながら、目視では見えないような小さな字で
「ただし、翌月以降3ヵ月の契約が必須」
みたいな注意書きがしてあるパターン。
購入者は「初回500円」の安さにつられて購入するも、結局翌月以降3ヵ月分の料金も徴収される・・という仕組みです。
このようなトラブルが、近年消費者センターなどにも数多く寄せられているようです。
そもそも、そのような仕組みで販売している企業も悪いのですが、解約条件などを明確にせずに商品を宣伝しているアフィリエイターも多くいるため、アフィリエイトそのものが怪しい・胡散臭いと言われる原因の1つになっています。
景品表示法・薬機法違反などが散見された
現在では法律で取り締まられていますが、過去には景品表示法や薬機法に違反するようなアフィリエイトブログ・サイトも散見されました。
例えば、ダイエットサプリの宣伝をするときに、
みたいな記事内容のものです。
仮に個人の感想や意見だとしても、アフィリエイトなどの宣伝活動を行っている時点で、このような「効果・効能」を謳う記事は法律違反になります。
そのほかは、
- シミが消えた
- バストがBカップからDカップになった
などなど。
そもそもサプリメントは『健康食品』の一種です。
効果や効能を記載してOKなのは『医薬品』に分類されるもののみ。
現在ではASPでもかなり厳しく取り締まっているので、このような内容の記事を書くアフィリエイターは一掃されましたが、過去にはサプリメントや化粧品にもかかわらず『効果・効能』を謳ったり、嘘の口コミを書いているアフィリエイターも多くいたため、アフィリエイトが胡散臭い・怪しいと言われるようになったと考えられます。
SNSでのアフィリエイトも問題に
先ほどステマについて解説しましたが、ステマをしている芸能人やモデルなんかが、この景品表示法や薬機法を厳守していないことも問題です。
彼ら・彼女らは、平気で
- このサプリでバストが3サイズUPしました!
- この化粧水でシミが消えました!
- このスムージーでマイナス5Kgになりました!
などとブログやSNSに記載していますが・・・
立派な法律違反です。
本当に企業からお金をもらっていない・アフィリエイトリンクも使用していない、いち個人の純粋な感想であれば問題ないですが、1円でもお金をもらっている場合は景品表示法や薬機法に違反する内容です。
このようなステマ行為全体が『アフィリエイト』と一括りにされるため、胡散臭い・詐欺・怪しいなどと言われるようになりました。
情報商材を売りつけるアフィリエイトが流行した
また、2010年代前半頃に流行した『情報商材ビジネス』も、アフィリエイトのイメージ悪化に一役買っています。
当時は自分を『お金持ち』に見せかけるために、高級車や時計、六本木ヒルズでパーティーなどをしている写真をインターネット上にたくさんアップして、
みたいな感じで情報商材を売りつける『ネオヒルズ族』という人たちがたくさんいました。
ネオヒルズ族すべてが悪いわけではないですが、中には全く中身のない商材を、100万円以上などの高額で売りつけている人も・・・
この人たちがやっていたことと言えば、
- 情報商材を作る(トップの人)
- トップの人に憧れて情報商材を買う
- トップの人みたいなお金持ちになりたければ、「この商材を別の人に売りなさい」と言われる
- 別の人に商材を売れば、報酬が支払われる
という感じで、連鎖的に報酬が発生する仕組みだったわけです。(基本はトップや上層だけが儲かる)
商品を売れば報酬が入るという成果報酬なので、その点はアフィリエイトと同じ仕組み。
このとき『アフィリエイト』という言葉が世間に広まるようになったので、アフィリエイト自体が胡散臭い・怪しいと言われるようになったと考えられます。
『お金儲け=卑しい』という文化
これは日本特有かもしれませんが、
と思ってしまう文化も原因の1つと考えられます。
なので、アフィリエイトをしている人を見ると、

アフィリエイトで金儲けなんて人としてクズだ!
みたいな発想になるんでしょうね。
そもそもアフィリエイトは『誰も損しない』仕組み
そもそもアフィリエイトって、仕組み的にみんながWin-Winな関係なんですよね。
もっとあなたに刺さる言葉で表現するなら
になっているんです。
- 商品が売れたら広告主はHappyだし
- 商品を宣伝したアフィリエイターにも報酬が支払われてHappyだし
- 仲介料をもらえるASPもHappyだし
- 良い商品を手に入れられる消費者もHappyだし
みんながHappyな仕組みになっています。

でも、商品を買った消費者だけが搾取されてるみたいじゃない?
って思うこと自体が、『お金儲け=卑しい』と考える日本の文化が反映されていると思います。
だって、商品を購入した消費者は、全く損していないんですよ。
アフィリエイトリンクをクリックしたところで、商品の価格が高くなるとか、そういうことは一切ありません。
自分が選択して購入しているんですから、一切損はしていないですよね。
しかも、商品のレビューとか、他の商品との比較とか、アフィリエイターはみんなが面倒でやらないことを一所懸命にやっているわけです。
実際に検証して良い記事を書くために、手間も、時間も、お金も、めちゃくちゃかかっています。
消費者はそういう面倒な手間を省いて、記事を読むだけで商品やサービスの比較検証ができるわけですから、その時点で『得をしている』ことになりますよね。(もちろん粗悪な記事なら別ですが)
『アフィリエイトって嫌だな』って思うなら、自分がたくさん商品やサービスを購入して実際に検証して良いものを見つければ良いだけのことです。
でも、誰もそんな手間暇やお金がかかること、しないじゃないですか。
っていう考えそのものが、アフィリエイトは胡散臭い・怪しいってイメージを生み出していると思います。
まとめ:アフィリエイトとステマは別物
今回の記事では、アフィリエイトとステマの違いや、アフィリエイトが怪しい・胡散臭いと言われる理由について解説しました。
- ステマとは、広告ではないと偽って(隠して)商品の宣伝を行い、報酬を得ること
- アフィリエイトは必ず『PR』など広告であることを明記する必要があるため、ステマではない
- アフィリエイトと商品宣伝も、報酬形態は異なる別物
- アフィリエイトが怪しいと言われる理由は、薬機法や景品表示法に違反しているアフィリエイターや企業が多数いたため
- 自分は損をしていないのに、人が得するのは嫌だという考えそのものが、アフィリエイト嫌悪に繋がっている
アフィリエイトとステマは全く別物ですし、アフィリエイトは別に怪しい・胡散臭いビジネスではありません。
怪しい・胡散臭いという表面的なイメージだけで判断せずに、
- なぜ胡散臭いイメージがあるのか
- 実際はどういう仕組みになっているのか
など、自分で調べて判断することが大切です。
よくネットワークビジネスとネットビジネスを勘違いしている人もいるので、その点についてはこちらの記事で解説しているので参考にしてみてください↓
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