自己啓発本なんて読んでも全然意味ないって聞いたけど、本当なの?
ただ読むだけでなった気になってたら意味ありません。
でも、使い方によっては人生を大きく変えることもあります。
自己啓発本は、「役に立たない」「どうせ書いてあることなんて全部同じ」って思っていませんか?
確かに、役に立たないこともたくさんありますし、書いてあることが同じというパターンも多いです。
ですが、自己啓発本を読む意味が全然ないというわけではありません。
実際に私は、ブログで独立する前後に100冊以上の自己啓発本を読んで、自分の価値観や人生観が180度変わりました。
もちろん自己啓発本以外の要因もあると思いますが、自己啓発本を読むことによって得たものもたくさんあります。
今回は、自己啓発本を読むのって意味ないんじゃないの?と思っている方に向けて、自己啓発本を読むことによるメリットや、どうすれば効果的に活用することができるのか?などについて解説していきます!
- 自己啓発本を読むことで得られるメリット
- 自己啓発本のデメリット
- 自己啓発本を読んでも人生変わらない人がやりがちなこと4選
- 自己啓発本を自分の人生に最大限活かす具体的な方法4つ
自己啓発本を読むメリット
個人的には自己啓発本を読むことで以下のようなメリットがあると考えています。
- 成功者の価値観を知ることができる
- 視野が広がる
- 自分の軸を作ることができる
1.成功者の価値観を知ることができる
自己啓発本って、本当にいろんな人が出版していますよね。
日本だけじゃなくて、世界的な成功者だったり、もう何十年も前に亡くなっている方の本だったり。
私は自己啓発本を読むことは、
だと思っています。
だって、もうすでに亡くなっている人や、自分が一生かかっても会えないようなすごい成功者の価値観や経験を知ることができるんですよ?
しかも、それが千円くらいで購入できるんですから、超破格です。
実際に会うことはできなくても、著者の考え、今まで経験してきたこと、失敗談など、自己啓発本を読むことでいろいろなことがわかります。
それだけでも千円ちょっとのお金を支払って買うメリットはあると思います。
2.視野が広がる
2つ目のメリットは、視野が広がることです。
私の実体験を語ると、過去の私は本当に視野がせま〜い人間だったんです。
自分の生きてる半径10Km圏内くらいのことしか脳内になかったと思います。
そのくらい視野が狭くて、小さい世界で生きていました。
でも、22歳の時に元旦那と離婚。その時にたくさん自己啓発本を読みました。
本を読んだ時に、
- 世の中ってこんな楽しいことがたくさんあるんだ
- 世の中にはいろんな働き方をしている人がいるんだ
- こんな考え方をしている人がいるんだ。なるほどな。
みたいな感じで、すごく衝撃を受けた記憶があります。
それだけ今まで本も読んでこなかったし、いろんなジャンルの人とも会って来なかったということなんですが(笑)
でもおそらく、今この世界で生きている大勢の人たちも、こんな感じの人ってかなり多いと思うんです。
- 新卒で入社した会社から10年間一度も転職したことがない
- 生まれ育った地元から一歩も外に出たことがない
- いつも遊ぶのは中学や高校の同級生ばかり
みたいなね。もちろんこれが悪いというわけではないです。
でも、同じような生活パターンで生きていると、どんどん視野って狭くなるんですよ。
自分の人生に疑問を持つことがなくなります。
自己啓発本は先ほども述べたとおり、色んな著者がいて、色んな価値観・生き方・失敗・経験が書いてあります。
それを読むことで、
- 世の中には色んな考えを持つ人がいる
- 世の中には色んな働き方をしている人がいる
- 世の中には色んな経験・失敗をしている人がいる
ってことを知るだけでも、十分メリットがあると思います。
3.自分の『軸』を作ることができる
3つ目のメリットは、自分の『軸』を作ることができることです。
自己啓発本には、本当に色んなことが書かれています。
中には、
- こんなことしても意味ないでしょ!
- 全然共感できないわ・・・
みたいなことも書いてあります。
でも、それで良いと思うんです。
世の中に自分と100%同じ考えや価値観を持つ人なんていないんですから、それが当たり前です。
そういう自分と違う考え・価値観に触れることで、
- でも自分はこう思う
- 自分だったらこうする
みたいな、自分の意見とか考えが生まれるはずなんですね。
これこそが重要であり、自己啓発本のメリットだと思っています。
自分の意見や考えを持つということは、自分の『軸』を持つことに繋がります。
自己啓発本のデメリット
自己啓発本のメリットについて説きましたが、確かに自己啓発本にはデメリットもあります。
個人的に思うデメリットは以下の3つです↓
- 科学的根拠がない
- 著者の主観でしかない
- 似たようなことばかり書いてある
1.科学的根拠がない
メンタリストDaiGoさんの動画を見ている方は理解してくださると思いますが、自己啓発本に書いてあることって、科学的根拠がないことや抽象的なこともかなり多いです。
例えば、こんな感じのことがよく書いてあります↓
みたいな感じです。
でも論理的に考えると、
みたいな結論に行き着きます。
確かに意味のないことや「は?」って思うような内容が書かれていることもあるので、
自己啓発本なんて読んでも役に立たねえわ
って考える人の気持ちもわかります。
ですが私としては、こういう科学的根拠がないことや、自分が共感できないことに関しては、
こういう考えの人もいるよね
という、人の意見を尊重する練習だと思って読んでいます。
世の中にはものすごくたくさんの人がいて、科学的根拠があることしか信じない人もいれば、占いや幽霊みたいな非科学的なことを信じている人もいるわけです。
どちらか良いとか悪いとかの優劣をつけることではないと思います。
端から「科学的根拠ないでしょ」って反論せずに、「なぜこの人はこういう考えに至ったんだろう?」という部分をよく読んで、相手の考えや主張を受け入れるようにしています。
別に無理して共感する必要はないです。
2.著者の主観でしかない=再現性が低い
自己啓発本のデメリットとして、自己啓発本に書かれてあることって、あくまで著者の主観でしかないということですね。
結局はその著者が成功した(と思っている)事例が書かれてあるだけなので、再現性があるかどうかは不明です。
ていうかむしろ、再現性が低いケースの方が圧倒的に多いです。
例えば、著者Aは
と書いているのに対し、著者Bは
と書いてることもあります。
どちらもその著者の主観でしかありません。
実際に著者Aも著者Bも、その方法で成功したことは間違いないかもしれません。
でも、どっちが正しいとか正しくないとか判断するのは難しいですし、その時の運とかタイミングとかもあるわけなので、その通りにやったから成功できるってわけではないですよね。
結局はただの『結果論』なので、再現性が低くて参考にならないというのはデメリットと言えます。
3.大体書いてあることが同じ
自己啓発本のデメリットとして、大体書いてあることが同じというものもあります。
自己啓発本読んだけどまた同じようなこと書いてあるよ〜
でも、その何度も目にした『同じようなこと』をどれだけ実践できていますか?
確かに、自己啓発本には同じようなことが書かれていることが多いです。
何度も何度も同じような内容を読ませられたら、なんだか本を買うのが無駄だな〜って気持ちになりますよね。
でも、同じようなことが書いてあるということは、同じようなことをして実際に成功した人が多いということだと言い換えることができます。
先ほどのような再現性の低い事例ではなく、
というヒントがそこかしこに書いてあるんですから、実践しないのはもったいないです。
自己啓発本を読むたびに「知ってるかどうか」ではなく、「実践できているかどうか」と自分に問うことが1番大切です。
自己啓発本を読んでも人生が変わらない人がやりがちなこと4選
自己啓発本のメリット・デメリットについて解説しましたが、ここからは具体的に、自己啓発本を読んでも人生が変わらない人がやりがちなことについてまとめてみました。
あなたも当てはまっていないかどうかチェックしてみてくださいね
- 読んだだけで行動しない
- 痛み止めとして使用する
- 1冊(もしくは1人)の自己啓発本だけを過信する
- 自己啓発本しか読まない
1.読んだだけで行動しない
自己啓発本を読むときに1番ダメなパターンが、『読んだだけで行動しない人』です。
言われなくてもわかると思いますが、読んだだけで成功する・人生が変わるなんてことは絶対にあり得ません。
本を読んだ上で、書いてあることを実践して初めて人生が変わります。
例えば、自己啓発本の代名詞とも言える『7つの習慣』。
『7つの習慣』に書いてある
緊急ではないが、重要なことをやる
出典:『7つの習慣』作中より
ですが、みなさん、今緊急ではないが重要なこと、どれだけできていますか?
毎日できてるよって人はその場で手を挙げてください
- 英語の勉強
- プログラミングの勉強
- 本を読む
とか、何でもいいですけど、「今すぐやらなきゃ死ぬ!」みたいなことじゃないけど将来確実に役に立つことって、人それぞれあると思います。
ベッドで横になってNetflix見てる場合じゃありません。
こういう自己啓発本に書いていることを行動に移せない人は、そりゃあ本を読んでも人生変わらないので意味がありません。
2.痛み止めとして使用する
自己啓発本を読んでも意味がない人がやりがちなこと2つ目は、『痛み止めとして使用すること』です。
自己啓発本って、読んだときはすごくやる気に満ち溢れますよね。
なんか、読んだだけで頭が良くなって、自分が一流の人間になっちゃってる気分になります。
いわゆる『意識高い系』ってやつです。
何も行動してなくても、
- 何となく前に進んでる気がする
- なんかやった気になる
- なんか行動している気になる
ってのはすご〜く危険です。
インプットとアウトプットはセットです。
先ほどと同様、行動して初めて結果に繋がります。
インプットしただけでなった気になっているような人は、今すぐ自己啓発本を読むのはやめましょう。
3.1冊(もしくは1人)の自己啓発本だけを過信する
たまに自己啓発本を読んで、
この人が言ってることは全て正しい!神!崇拝!
みたいな人っていますよね。
個人的には、1人の人間だったり、1冊だけの自己啓発本をひたすら過信して崇拝するのは良くないと思っています。
だって、基本的に自己啓発本の著者も人間です。間違うことだってあります。
『絶対』の神様なんてこの世には存在しないんですね。少なくとも人間ではそんな人いません。
もちろん私だってこのブログに間違ったことを書くときがあるかもしれません。
それに、その信じている自己啓発本を書いた著者が数年後にまた自己啓発本を出版したときに、180度意見が変わってることってよくあるんですよね。
人間なので、間違うことや価値観が変わることは往々にしてあります。
私やあなたを含め、数年前と1ミリも価値観が変わってないって人はいないと思います。
なので、1冊の自己啓発本や、1人の著者だけを過信せずに、色々な著者の本を読むことで視野を広げて、自分だけの『軸』を作ることが重要だと思います。
4.自己啓発本しか読まない
自己啓発本を読んで
全然人生変わんねえな〜
ってなってる人は、もしかしたら自己啓発本”しか”読んでいないのではないでしょうか?
自己啓発本って、はっきり言って超読みやすいです。
人の言葉と主観しかないので、読むのが楽なんですよ。超理解しやすいです。
普段自己啓発本ばっかり読んでる人は、たまには違うジャンルの本も読みましょう。
そして実生活に活かしてみて下さい。
例えば私で言えば、最近ジョセフ・シュガーマン著『シュガーマンのマーケティング30の法則』を読んで、
これめちゃくちゃアフィリエイトに活用できるじゃん!早速訴求記事に取り入れよう!
ってなりました。実際にめちゃくちゃ良い本で、マーケティングの本質がわかりやすく解説されています。
物を売る仕事をしている人は絶対に読んだ方がいいです。
あとは、ロバート・B・チャルディーニ著『影響力の武器』という超分厚い本も読んだんですが、人が意思決定をする時の心理状態とか、承諾誘導のテクニックなんかが書いてある本で、こちらもビジネスパーソンなら絶対に読むべき1冊です。
悪徳セールスマンに騙されなくなります
ちょっと本題からズレてしまいましたが、何を言いたいのかというと、自己啓発以外の専門書とか学術書とかも読みましょうってことです。
科学的根拠がある事例や研究結果が書いてある本を読むことで、物事を客観的、かつ論理的に見る思考が養われます。
自己啓発本はあくまでも『主観』でしかないので、客観性のある本を読んで、自己啓発本に書かれていることを客観的に判断する思考力を身につけましょう。
自己啓発本を最大限に活かす方法4つ
最後に、自己啓発本を読んで自分の人生に最大限に活かす方法について解説していきます。
- 自分の生活に応用できないか常に考えながら読む
- 書いてあることを実践する
- 一度読んだ本を読み返す
- 自分の『軸』が確立できたら”自己啓発本離れ”を推奨
1.自分の生活に応用できないか常に考えながら読む
私的には当たり前のことだと思っていたんですが、自己啓発本を読んでも『自分の生活に応用できない』って人は結構いるようです。
自己啓発本に限らず、私は本を読むときは
ってことを常に考えて読んでいます。
ていうか、これができないと本を読む意味がありません
例えば私の例を挙げると、最近読んだハンス・ロスリング著『ファクトフルネス』の第2章で、『ネガティブ本能』という章があります。
要約すると、人は物事のネガティブな面ばかりに着目してしまうというような内容が書かれています。
それを見たときに、自分も普段この『ネガティブ本能』に振り回されていることに気づきました。
例えば、凶悪犯罪の発生件数は減少しているのに、テレビのニュースで連日刺殺事件が流れてくるので、「なんか最近物騒だな」と思ったていたこともあります。
実際の凶悪犯罪発生件数のデータ
無意識のうちにこういう勘違いが起きているなと実感しました。
でも、本を読んでからは1つのニュースや情報だけで判断せずに、データを見るなどして客観的に判断しようと思ったんですね。
こんな感じで、「これ自分にも当てはまるかも」「これは自分の生活の中でも使えるかも」と考えながら本を読むってすごく大切です。
2.書いてあることを実践する
自己啓発本を自分の人生に最大限活かすためには、とにかく書いてあることを1つでも良いから実践しましょう。
とにかく行動するクセをつけて下さい。
本を読んだだけで、理解した気になってはダメです。
実際にやってみて、自分で効果があるかどうか検証してみましょう。
3ヶ月〜半年くらい継続して、実際に効果がなければやめれば良いですし、効果があれば継続して下さい。
この、行動するクセってすごく重要です。
ほとんどの人は、自己啓発本を読んでも行動しないまま終わります。
今私のブログのページを見ている人の中でも、多分100人いたら1人が行動に移すかどうかだと思います。
それくらい、世の中の人って行動してません。
自己啓発本の中で、「あ、これ自分の生活にも応用できそうだな」ってところがあったら、すぐに行動に移しましょう。
3.一度読んだ本を読み返す
自己啓発本は1度読んでお終いではなく、数ヶ月、数年経ってからまた読み返すようにしましょう。
自己啓発本に限らずですが、同じ本を読み返すことでその時には理解できなかったことが理解できるようになっていたり、気づかなかったことに気づいたりすることがあります。
自分の生活のステージが上がっていれば、「これは自分の生活に応用できるな」ってことも、もっと増えるはずなんです。
反対に、数年経って読み返したのに何の気づきもないということは、あなたが数年前から成長してないということ。
数年前から全く行動パターンが変わっていないというのはかなりヤバいです。
また、本の内容を実践できているか?という部分も同時に確認するようにしましょう。
本に書いてあったことで、現在自分の習慣として落とし込めているものがあれば、『行動・継続・習慣化』の3つができたということで、自分の自信にもつながります。
4.自分の軸ができたら”自己啓発本離れ”を推奨
自己啓発本をたくさん読んで、たくさん行動にも移せて、もういろんな気づきがあった!という人は、ある程度自分の軸ができているはずです。
- このやり方は自分には合っていなかった
- 他の人はこう言ってるけど自分はこう思う
みたいな本質的な考え方が固まってきたら、そろそろ“自己啓発本離れ”をしましょう。
自己啓発本も、たくさん読めば読むほど良いという訳ではありません。
- 自己啓発本に書いてある『同じようなこと』をある程度実践できていている
- 世の中にはいろんな考えの人がいるという視野も広がっている
- 自分の本質的な思考が定まっている
という状態になったら、自己啓発本ではなく専門書や学術書など、もっと具体的な本を読むようにしましょう。
そして、自己啓発本を読んでいた時につけた『行動するクセ』を活かして、どんどんハイレベルなことも行動に移せるようになれば完璧です。
まとめ
今回の記事では、自己啓発本を読むメリットや自分の人生に活かす方法などについて解説しました。
- 自己啓発本のメリットは、たくさんの成功者の価値観や経験を知ることで視野が広がり、さらには自分の軸もできること
- 自己啓発本のデメリットは、主観的な情報なので再現性が低く、科学的根拠もないことが多い点
- 自己啓発本を読んでも人生が変わらないのは、読んだだけで行動していなかったり、1人の著者だけを過信したりしているから
- 自己啓発本を人生に活かすためには、自分の人生に応用できるかどうかを考えて本を読み、行動に移すことが大切
ある程度行動ができている人にとっては当たり前のことばかりなのですが、実際にはほとんどの人が行動に移せていません。
自己啓発本を読むだけで満足するのではなく、実際に自分の生活にどう応用できるのか考えて行動することから始めてみましょう。
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