私は、旦那のギャンブルの借金がきっかけで離婚しました。
浮気などで離婚する場合と違って、慰謝料が取れるか微妙な案件ですし、離婚理由が借金となると、相手からお金をもらうことはほぼほぼ無理なケースが多いと思います。
そんな中、私が旦那の借金発覚後〜離婚までにやったことをまとめてみたので、今現在旦那の借金で離婚を考えている方の参考になれば幸いです!
旦那の借金が発覚した際に絶対にやるべきこと3つ
え・・・借金してる・・・!?
と、旦那の借金が発覚した時にまずやるべきことは、以下の3つです↓
- 借金の合計金額を把握する
- 借金をした理由を聞く→録音必須
- 両方の親に報告する(外堀を固める)
後々離婚するかどうかは別としても、これらは絶対にやっておきましょう!
1.借金の合計金額を把握する
まずは、借金の合計金額を把握しましょう。
私の元旦那の場合は、アイ◯ルとかア◯ム、プロ◯スなどの複数の消費者金融から借金をしていました。
細かい総額は忘れましたが、100万円以上は借金をしていましたね。
しかも、それにプラスして子供のために貯めていた貯金なども全部使い切られていたので、かなりの額をギャンブルに費やしていたと思います。
・・・とまあ、私の話は置いておいて、総額を確認しましょう。
信用情報開示請求は本人しかできない
ただし、ここで注意が必要なのが、借金などを調べる『信用情報開示請求』は本人にしかできません。
そのため、いくら妻であっても旦那の借金の総額を全て調べることはできないんですよね・・・
私の場合は、元旦那にこのことは伝えず、
私が情報開示請求をしたらあなたの会社にバレるわよ?それが嫌ならここで全て白状しなさい
と言って、白状させました。
まあ、私の元旦那の場合はあまり知識がなかったことや、とにかく会社や周りの人に借金についてバレるのを嫌がっていたので、この方法で効果がありました。
できれば、情報開示請求をさせて、その詳細を紙面にして見せてもらうことをおすすめします。
2.借金をした理由を聞く
2つ目は、借金をした理由を聞くことです。
私の元旦那の場合は明らかに借金の理由が『ギャンブル』であることは明白でしたが、わかっていても理由は聞きましょう。
なぜなら、理由次第ではあなたに返済義務が発生するケースがあるからです。
後からあなたにとって不利な証言をされないためにも、ここで借金をした理由(ギャンブルや自分の浪費のため)を聞き出して必ず『録音』しておきましょう。
3.両方の親に報告する
3つ目は、両方の親に報告することです。
これはあくまでも保険的な意味合いですが、例えば離婚するとなった場合に、旦那があなたにとって不利な証言をしたり、他の理由をでっち上げる可能性があるからです。
借金が発覚してすぐに報告しておけば、もし旦那が嘘をついた場合に対処しやすくなります。(どっちの親も借金について知っているため、借金が原因で離婚するという理由がはっきり伝わる)
これが、もし借金について知らなかった場合、「借金したのはあなたのせい」とか、意味不明なことを義母とかに言われる可能性があります。
なので、離婚する気があってもなくても、借金については必ず報告するようにしてください。
自分の親を連帯保証人にしてはダメ!
ここで注意点ですが、もしあなたに離婚する気がなくても、自分の親を連帯保証人にするのは絶対にやめてください!
元旦那の借金を両親に報告した後、別の金融機関で借入を受けて、まずは消費者金融の借金を一括返済しました。
その時に、元旦那の親が
〇〇ちゃん(私)のお父さんに連帯保証人になってもらいなさい
とか言い出していましたから、本当に注意してください。
絶対に自分の親族は連帯保証人にしないように!(連帯保証人は旦那の親か兄弟・姉妹になってもらってください)
旦那の借金の返済義務はない(ケースバイケース)
ちなみにですが、ギャンブルや旦那が勝手に浪費して作った借金の場合は、
妻に返済義務はありません。
そのため、離婚後に借金の請求が来るとかいうことはないので安心してください。
特別な場合でない限り、夫が作った借金の返済を妻が肩代わりする必要ありません。借金返済の義務があるのは夫です。
引用:債務整理ナビ
なので、もし旦那の親や旦那自身に
あなたが働いて借金を返せばいいじゃない
と言われても、無視してOKです。
ちなみに私は義母にこう言われました
連帯保証人の場合は返済義務がある
ただし、もしあなたが連帯保証人になってしまっている場合は返済義務が発生します。
妻が夫の借金の保証人もしくは連帯保証人になっているのであれば、妻にも支払いの義務があります。
引用:債務整理ナビ
もし、夫の借金を知らなかったのに、あなたが保証人や連帯保証人になっていた場合、申し出ることに無効とすることができます。
もし旦那が勝手にあなたを連帯保証人にしていた場合は、すぐに借金をしている金融機関などに連絡をして無効の手続きを行ってください。
生活費の場合の借金にも注意
また、旦那が生活費のために借金をしている場合は注意です。
例えば、失業して借金をして家族を養っていた場合などは、妻にも借金の返済義務が発生する可能性があります。
夫が借金したお金を日常家事債務に使用していた場合は、妻にも支払いの義務が発生する可能性もあります。
引用:債務整理ナビ
日常家事債務とは、公共料金や家賃、生活必需品など日常生活をする上で必ず必要になるお金のことです。
つまり借金して借りたお金を夫個人のためだけでなく、夫婦のために使っているといえます。これを理由に夫の借金が妻にも請求される恐れがあるのです。
旦那の嘘証言に注意
いざ離婚する際に、
あの借金は生活費のための借金だった
などと言われないように、生活にかかっている収支は全て記録しておくことをおすすめします。
仮に旦那に嘘の証言をされたとしても、記録があれば証言を否認することができます。
旦那がギャンブルや借金をやめる可能性は極めて低い
ちなみにですが、旦那がギャンブルばかりしていて、それで借金をしている場合、やめる可能性は極めて低いと思います。
私は離婚直前に知りましたが、元旦那がギャンブルで借金をしたのはその時が初めてではありませんでした。
と言うように、1度でも許したらまた借金を繰り返します。
特に、ギャンブルで借金を繰り返す場合は、『ギャンブル依存症』という病気の可能性が高いです。
治すには専門家の力を借りるしかありませんが、本人が治療する気がなければ意味がありません。
私も元旦那にギャンブル依存を脱するために病院に行った方がいいと言いましたが、本人は全くその気がありませんでした。
例えば、いくらタバコをやめて欲しいと思って口酸っぱく言っても、本人にやめる気がなければ意味がないですよね。
それと同じです。
もしあなたの旦那がギャンブル依存症だった場合、本人に『治したい』という意志がなければ治ることはないので、そもそも『治したい』と思っていないようであれば離婚した方がいいと、個人的には思います。
今後何度も借金を繰り返されて、お金も貯まらず、辛い思いをするのはあなたです。
もちろん離婚を勧めているわけではないですが、あなたにとって最良の選択をすることをおすすめします。
離婚前に絶対やっておくこと4つ
もしあなたが借金をやめない旦那と離婚することを考えている場合は、離婚前に以下の4つは絶対にやっておきましょう↓
- 借金の証拠を確保する
- 免許証・マイナンバー・銀行口座・印鑑証明書などのコピー
- 公正証書の作成(子供がいる場合)
- 婚姻費用の請求(別居する場合)
1.借金の証拠を確保する
まずは、借金の証拠を確保しておきましょう。
借金は、場合によっては離婚理由として認められる可能性があります。
もし旦那が離婚を拒否した場合や、あなたにとって不利になる別の理由をでっち上げた場合などに、借金の証拠があれば裁判や調停離婚になった時に提示することができます。
私の場合は結局協議離婚(両者の話し合いだけで離婚を決めること)で解決しましたが、もし調停離婚や裁判離婚になった場合の証拠として、借金の証拠やその他自分に有利になる証拠は集めておくことをおすすめします。
借金の証拠としては、
- 借用書
- 消費者金融の利用履歴(明細書)
などがあります。
とにかく証拠になりそうなものはコピーでもいいので保管しておきましょう。
2.免許証・マイナンバー・銀行口座・印鑑証明書などのコピー
2つ目は、
- 免許証
- マイナンバー
- 銀行口座
- 印鑑証明書
- 保険証
- 住民票や戸籍謄本
- 保険証券
- 会社の連絡先や上司の名前
などなど、とにかくありとあらゆる旦那に関する情報をコピー・収集しておくことをおすすめします。
特に、旦那の住民票や戸籍謄本、印鑑証明書などは、離婚してしまうと取得できなくなってしまいます。
その後使う可能性も出てくるので、離婚前に取得しておくことをおすすめします。
保険関係は忘れがちなので最初に手続きを!
これは私の失敗談でもありますが、保険関係は手続きを忘れがちなので、離婚前にやっておくことをおすすめします。
私の場合、子供にかけていた元旦那名義の学資保険の名義変更ができず(元旦那が今現在も手続きをしていないため)、いまだにそのまま元旦那名義になっています。
私はもう諦めましたが、お子さんが複数名いる場合や、保険料を支払っていた年数が長ければ諦めがつかない方も多いと思うので、絶対に最初にやっておきましょう!
そのほか、車や生命保険などの名義変更などもお忘れなく。
3.公正証書の作成(子供がいる場合)
借金を作るような旦那の場合、
ほぼ確実に養育費を滞納します。
もし養育費を払ってくれない場合に、公正証書があれば『強制執行』と言って、強制的に元旦那の給料などから養育費を徴収することができます。
手続きはめちゃくちゃ面倒ですが、絶対に公正証書は作っておきましょう。
私も公正証書を作っていたおかげで、後から強制執行することができました。
公正証書の作成に応じない場合は調停離婚がおすすめ
私は幸い協議離婚で公正証書まで作成できましたが、もし旦那が公正証書の作成を拒む場合は、調停離婚しましょう。
調停離婚は、調停員さんという方がそれぞれの言い分を聞いて、折り合いをつけてくれるような形になります。
ただし、旦那の給与所得額によっては協議離婚するよりも養育費の金額が低くなる可能性もあります。
私の友人の場合は子供2人で月4万円になったらしいです・・・
旦那の給与所得額が低い場合は損する可能性もありますが、公正証書がないよりは全然マシです。
4.婚姻費用の請求(別居する場合)
旦那と離婚前に別居する場合は、婚姻費用というお金も請求することができます。
婚姻中であれば、別居中に旦那から給料の一部をもらうことができるので、手続きをすることをおすすめします。
残念ながら私はこの婚姻費用の請求について知らなかったので、別居中はお金ももらえず、自力でなんとかするしかありませんでした。
お住まいの地域の家庭裁判所に行くと、請求方法について教えてもらえます。
裁判所の担当者によっては超対応が悪いことがあるので、最低限自分で調べてから行くことをおすすめします。
私は裁判所で超嫌な思いをしたので^^;
まとめ
今回は、旦那が借金をした場合にやることや、離婚前にしておくことについて解説しました!
私個人的には、借金を繰り返す元旦那と離婚して、本当によかったです。
むしろ、シングルマザーになった今の方がお金が貯まるようになりました。(借金されたり貯金を使い果たされることもなくなったので)
もし今あなたが旦那の借金で離婚するか悩んでいる場合は、こちらの記事も参考にしてみてください↓
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